メガネが必要かなとお感じになられた際、ほとんどの方が、まずは、最寄の眼鏡店でご相談され、販売員さんの勧めるまま検眼を受けて作るケースが多いと思われます。特に最近は、眼鏡店も激安、高機能を売りにしたところも多く見受けられます。大変入りやすく、おしゃれな雰囲気も相まって、メガネを掛けることで、ファッションとしての演出や遊び心の演出も出来ると、そのようなお店で眼鏡選びをなさる方も増えているように感じます。
ところで、そのような眼鏡店の検眼は視力検査ではなく、眼鏡を売って利益を上げている訳ですから、例え貴方の視力低下や物が見づらくなった要因が病気から来ていても、その判断は出来ないという事が大切な注意点だということを認識しておいてください。特に乱視の方は注意が必要で、乱視は目の角膜がいびつな状態にあり、そのいびつな歪みには角度があり、かつ、良く変わるという特性が出る方もいらっしゃると言われておりますので、眼科医で良く診察して頂き、その処方箋を持参の上、眼鏡を作られた方が良いと言えます。
また、最近流行の遠近両用の眼鏡をお作りになられる場合は、スマートな形のフレームを選びますと、遠近の使用方法、慣れに時間が掛かりますので、注意が必要です。眼科医によっては、近くの眼鏡店と提携しているところもあり、そのような提携店のお勧めするフレームや加工技術は確かに納得できる点が多く感じられますが、街の量販店のように廉価では作れないとお考え下さい。一番良い方法は、眼科医で処方箋を頂き、街の眼鏡店で作るのがお得と思われますが、そのお店の技術力が満足できるものかどうかやアフターサービス面も、非常に判断に迷うところでもあります。